許添盛醫師-絕處逢生」日文版

                                  ~摘譯自「絕處逢生」-賽斯文化出版

  

1つの転機 - どん詰まりで生まれ変わった

添盛(医学博士)著 2004年(翻訳:中-> Sumi/Joe, 2007、英-> マサ, 2008

はじめに - 心からスタートする

10
年以上前、私はセスの本を読み始め、彼の考え方との繋がりを感じました。当時は医学学校には通っていなかったのですが、その後、医学学校(台北医学院)での養成課程の間、心の奥にかすかな、わだかまりがありました。自分が医学学校で学んだ、すべての知識や技術は、それで充分なのだろうか?医学的な知識が増え、ニューエイジ的なセスの考え方に対する理解が拡がり、私の頭の中で両者の相互作用が始まりました。

卒業後、私は台北栄民総医院で実習活動に就きました。そこで、自分が身につけた職業的な知識と、肉体、頭脳、精神に対するセスの哲学を統合する機会が、やっと訪れたのです。また、台北市立仁愛医院の家庭医学科でも、引き続き、この2つのアプローチをミックスする経験を得られました。現代医学には拡張したり改善したりすべき分野がいくつもあると感じていた私の気持ちは、そうして学んだことによって一層、強まりました。

もちろん、現代医学の領域にも立派な功績のある傑出した人物は大勢います。また、数え切れないほどの人達が医学の研究と発展にエネルギーを注いできました。それでも、私の奥深くには、どこか、何かが欠けているという感じがします。私の考えでは、人間とは単なる肉体以上のものです。人間は肉体と頭脳、そして、社会的、精神的な次元からできています。この結びつきをバラバラにすることはできません。

家庭医として医業を営む免許を得ると、私は台北市立療養院の精神科に応募しました。人間の精神と心理が肉体に与える効果をさらに学ぶためです。

本書には、ニューエイジ的な医療概念が数多く登場します。それは、肉体と心の治療にニューエイジのコンセプトを結びつけ、応用しようという、10年以上にわたる探求と研究の結果です。私の持てる最高の臨床知識と私の得た体験のエッセンスをご紹介します。

癌の治療に関わるようになったのは、5、6年前、ある友人が肝臓癌と診断された時でした。彼は末期段階の深刻な状況にありました。医学的な統計データに従って、彼は、あと4~6か月の命だと告げられていました。私は、生きることに対する愛情、願望、そして、自分が学んだことを使い、新しい領域へ視野を広げたいという意欲に駆られました。そして、王季慶さん(セスの本を始め、ニューエイジの主要な書籍を多数、中国語に訳した翻訳家。女性)とチームを組み、この病症に対して肉体、頭脳、精神の全人的(ホリスティック)治療を週に2、3回、始めました。私達が、このプロセスを伝統的な治療方法と組み合わせたところ、驚くほどいい結果が得られました。友人を担当していた伝統的な医療の医師達は、病状が奇跡的に改善されていく様子に仰天しました。そして、その友人は今日もなお元気に暮らし続けています。

本書で述べるように、外科手術、化学療法、放射線、ホルモン治療、また、いわゆる代替治療や実験医学的な治療でさえも、それだけで身体的な問題を処理しようとするのは不充分です。結局のところは、やっぱり、心と頭から始めなくてはなりません。これは私がいつも強調していることです。何年にもわたる臨床経験を積んだ今でも、その信念は衰えていません。心と頭という根本の治療があってこそ、他の治療の効果が現れる可能性が出てくるのです。

長い間、人々は現代医学が充分ではないことに不満を抱いてきました。また、身体と心は一つであることを認めてもいました。しかし、その洞察を、繰り返して実行できる医学的な治療方法に置き換える能力を備えた者は、医を業とする人々の中には殆どいません。

この種の癌治療を始めてから、私は、現代医療の中に存在しないテクニックや理論的な土台があることを発見しました。みなさんも本書の中で目の当たりにすることになるわけですが、そうした治療の結果は劇的なものです。例えば、「パワーは今、この瞬間にある」という概念はよく知られていますが、それをどう応用したらいいのかを知らない人は大勢います。

「時間と空間を超越する ―― 癌治療」の章では、「パワーは今、この瞬間にある」という概念を癌治療に適用する方法をご紹介します。そこで私が強調するのは、即座に変わることのパワーが現在にあるということです。今、この時、力強い行動を起こさなくてはいけないだけではありません。同時に、今、この時、自分は健康だと、深く信じなくてはならないのです。あなたの観念が変われば、それが、あなたの遺伝子を補修し、回復させます。あなたの現在の頭と心を変えることで、あなたは自身の過去も変えることになります。潜在意識の中にある過去の心理的な状況が変わると、変異を起こした遺伝子の回復プロセスが始まります。その結果、身体は徐々に通常どおりの機能へと戻っていけるようになります。この体験と理解に基づいて、癌患者達はゆっくりと、人生における怖れをあとにして、人生の核心部に入り、やがては、そこにパワーを見出します。

これらのコンセプトを理解し、必要な治療技術があれば、癌になったら終わりというわけではないことに、あなたは気づくことでしょう。癌がもたらすのは命に対する攻撃ではなく、実際のところ、人生の全般的な質の向上です。その癌の治療が保養になります。治療に含まれるのは身体的な側面だけではありません。さらに大事な点として、人生に対する姿勢を調節することも含まれているのです。

癌は21世紀の人類が直面している死因のナンバーワンです。未来の科学は確かに大きな進歩を遂げることでしょう。しかし、さらに進歩した自然科学でも、心の領域に端を発する問題を解消することは決してできないでしょう。癌は単なる肉体的な疾病をはるかに超えたものです。それ故、医学や薬剤の向上が癌の治療技術を発展させていくのをあてにするのは、樹に登って魚を捕ろうとするようなものです。

本書を読んでいると、本当だ、と共感できることや、明らかな洞察を得て人生に目覚めることがあるかもしれません。あなたが癌患者か、患者の友達や家族か、または腫瘍の専門家かは問題ではありません。(従来とは)大きく違う、癌の捉え方から導き出された、この全く新しい、癌の治療方法が、あなたに(これまでとは)異なる、思考のパラダイム(ものの見方や価値判断の枠組み)をもたらせたらと願っています。あなたがこれに賛同し、頭と心から癌に立ち向かうため、これらのコンセプトを推し進めていくことに興味があるとしたら、是非、(これから本書で)私達と一緒にやってみましょう。

----------------------------------

上記文章の原文は次の場所に置いたので、よかったら、ご利用ください。

ホーム > 廊下 > PDF 書庫 > PDF こちら

項目名は「許 添盛 著、Sumi/Joe 英訳:“A Turning Point - Reborn at the end of the road”」です。

 

 

arrow
arrow
    全站熱搜

    賽斯樂活 發表在 痞客邦 留言(3) 人氣()